ZTT-E オンボーディングガイド
ZTT-E導入のための準備事項を、
ステップバイステップでご案内します。
導入の流れ
ZTT-E導入に必要な作業をステップバイステップでご案内します
初期設定フォームに入力
会社情報・従業員情報を入力してください。
入力後、専用のスプレッドシートが自動で作成されます。
- 会社名・オフィス住所・最寄駅
- 従業員の氏名・メールアドレス・自宅最寄駅
- 会計システムの種類(弥生/freee/MF等)
- Slack利用の有無(利用する場合はチャンネルID)
追加連携(該当する場合のみ) 該当時のみ
Slackをご利用の場合:チャンネル作成、アプリインストールが必要です。
PuRuthからご案内いたします。
freeeをご利用の場合:OAuth認証(連携許可)が必要です。
PuRuthから認証URLをお送りします。
PuRuth側の設定・動作確認 PuRuth作業
お客様の作業完了後、PuRuthにて以下を実施します。
- カレンダーアクセス確認
- システム設定・連携テスト
- 動作確認(ドライラン)
- トリガー設定・運用開始準備
運用開始!
PuRuthから運用開始のご連絡後、
翌月からZTT-Eによる経費精算が開始されます。
ZTT-Eの仕組み
既存ツールの連携で経費精算を自動化
データガバナンスと保護
お客様のデータは厳格に分離・保護されます。契約終了時には完全削除が可能で、いつでもデータをエクスポートできます。
クライアント側の準備
お客様にご用意いただく情報と設定
会社・オフィス情報
オフィス住所
通勤費の自動計算に使用します。複数オフィスがある場合はすべてご登録ください。
東京都渋谷区渋谷2-19-15 宮益坂ビルディング609
会社ドメイン
社内外の参加者を自動判別するために使用します。
example.co.jp
休日カレンダー
営業日を判定し、期限計算に使用します。
- 年末年始休業日
- 夏季休業日
- 創立記念日など独自の休日
Googleカレンダー・ドライブの共有設定
ZTT-EがGoogleカレンダーと連携するには、カレンダーの共有設定が必要です。以下の手順に従って設定してください。
無料版 vs Google Workspace 比較
| 機能 | 無料版 個人向けGoogleアカウント | Workspace Google Workspace |
|---|---|---|
| カレンダーの色設定 | ✓ 対応 | ✓ 対応 |
| 外部ユーザーとの共有 | ✓ 対応 | ✓ 対応(管理者設定による) |
| ドライブ添付ファイル | ✓ 対応 | ✓ 対応 |
| カスタムイベントタイプ | — 非対応 | ✓ 対応(不要) |
| ドメイン全体委任 | — 非対応 | ✓ 対応(オプション) |
| ZTT-E利用 | ✓ 利用可能 | ✓ 利用可能 |
ZTT-Eはカレンダーの「色」で業務種別を判定するため、カスタムイベントタイプは不要です。どちらのアカウントでも同じ機能をご利用いただけます。
個人向けGoogleアカウントのセットアップ
カレンダーの共有設定
各従業員が自分のカレンダーをPuRuthのサービスアカウントと共有します。
calendar.google.com にアクセス
左サイドバーの自分のカレンダー名にカーソル → ⋮ → 「設定と共有」
「特定のユーザーとの共有」セクション → 「ユーザーを追加」
PuRuthから指定されたメールアドレスを入力
office@puruth.com
「予定の表示(すべての予定の詳細)」を選択して「送信」
ドライブの共有設定(領収書添付用)
領収書をカレンダーに添付するため、Googleドライブの共有設定も行います。
drive.google.com にアクセス
「新規」→「フォルダ」で「領収書」フォルダを作成
フォルダを右クリック →「共有」→ 以下を入力:
office@puruth.com
権限: 「閲覧者」でOK(読み取りのみ必要)
💡 フォルダ共有により、フォルダ内の全ファイルが自動的にアクセス可能になります。個別ファイルの共有設定は不要です。
Google Workspaceのセットアップ
Google Workspaceをご利用の場合、2つの方法があります。
Workspace管理者の方へ
外部共有が制限されている場合は、管理コンソールで以下を確認してください:
- アプリ → Google Workspace → カレンダー → 共有設定
- 「外部共有オプション」で外部ユーザーとの共有を許可
従業員情報
| 項目 | 必須 | 説明 | 例 |
|---|---|---|---|
| 従業員名 | 必須 | Slack通知やレポートに表示される名前 | 山田 太郎 |
| メールアドレス | 必須 | GoogleカレンダーID(通常はメールアドレス) | yamada@example.co.jp |
| SlackユーザーID | 必須 | Slack通知の送信先 | U1234567890 |
| 上長(承認者) | 必須 | 経費承認を行う上長の名前 | 佐藤 花子 |
| 自宅住所 | 推奨 | 通勤費計算に使用(都道府県〜市区町村まででOK) | 東京都世田谷区 |
| 最寄駅 | 推奨 | 通勤経路の計算に使用 | 三軒茶屋 |
| 勤務オフィス | 推奨 | 複数オフィスがある場合の通勤先 | 本社 |
SlackユーザーIDの取得方法
PCまたはスマホでSlackアプリを開きます
画面右上の自分のアイコンをクリック → 「プロフィール」を選択
プロフィール画面の「⋮」(その他)→「メンバーIDをコピー」をクリック
IDは U1234567890 のような形式です(Uから始まる11文字)
Googleカレンダーの運用ルール
ZTT-EはGoogleカレンダーを唯一の真実(Single Source of Truth)として動作します。以下のルールに従ってカレンダーを運用してください。
具体的なタイトル
外出
MTG
予定
訪問: ABC株式会社 田中様
会食: XYZ社 山田社長
定例MTG(営業チーム)
場所を必ず入力
訪問先や会食場所を入力することで、交通費計算や店舗特定が自動化されます。
銀座 寿司田中
東京都千代田区丸の内1-1-1
色分けで種別を明確に
カレンダーの色でAIの判定精度が向上します。以下の色分けを推奨します。
| 色 | 名前 | 種類 | 使用例 |
|---|---|---|---|
| Banana(黄) | 会食・接待 | 会食: 田中社長 | |
| Flamingo(ピンク) | 外部MTG | 訪問: XYZ株式会社 | |
| Grape(紫) | 社内MTG | 定例会議、1on1 | |
| Basil(緑) | 移動 | 移動: 渋谷→品川 | |
| Blueberry(青) | オフィス業務 | TKP西新橋(オフィス) | |
| Sage(緑) | 出張 | 出張: 大阪 | |
| Graphite(グレー) | 対象外 | プライベート、休暇 |
よく使う4色を覚えましょう
黄色(会食)、ピンク(外部MTG)、紫(社内MTG)、緑(移動)の4色でほとんどのケースに対応できます。
領収書は即時添付
電子帳簿保存法対応のため、領収書は経費発生後すぐにカレンダーイベントに添付してください。
経費種別ごとの入力例
会食・接待(交際費)
社内会議(会議費)
タクシー(交通費)
通勤費(自動計算)
Slack環境
Slackワークスペース
ZTT-EのSlackアプリをインストールするワークスペースが必要です。
- ワークスペースURL(例: example.slack.com)
- 管理者権限を持つアカウント
アプリ承認
PuRuthからSlackアプリのインストールリクエストをお送りします。管理者の方が承認してください。
証憑チャンネル設定
経費精算の各フェーズで証憑(領収書画像)を表示するためのチャンネルを作成します。
従業員ごとに作成(例: #ztt-e-user-tanaka)
上長ごとに作成(例: #ztt-e-manager-yamada)
全社共通(例: #ztt-e-accounting)
freee会計連携
freee事業所情報
連携対象のfreee事業所の情報をお知らせください。
- 事業所ID(freee管理画面で確認可能)
- freeeにログインできる管理者アカウント
勘定科目の確認
以下の勘定科目がfreeeに存在することを確認してください。
OAuth認証
freee連携のため、OAuth認証の許可をお願いします。
経費ルール設定
御社の経費規程に合わせて設定をカスタマイズします。以下の情報をご提供ください。
| 設定項目 | 説明 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| タクシー自動承認上限 | この金額以下のタクシー代はAIが自動承認 | ¥10,000 |
| 会議費単価上限(ランチ) | 1人あたりの上限。超過時は交際費扱い | ¥2,000 |
| 会議費単価上限(ディナー) | 1人あたりの上限。超過時は交際費扱い | ¥5,000 |
| 本人確認期限 | 月初からの営業日数 | 第2営業日 18:00 |
| 上長承認期限 | 月初からの営業日数 | 第3営業日 18:00 |
会議費・交際費の自動判定ロジック
参加者に社外の人がいる
1人あたり ¥5,000超(ディナー)
1人あたり ¥5,000以下(ディナー)
1人あたり ¥2,000以下(ランチ)
※ ランチ/ディナーの判定は、カレンダーの時間帯(12:00前後 / 18:00前後)で自動判別されます。
当社(PuRuth)側の準備
導入に向けて当社が行う設定作業
Google Apps Script セットアップ
- クライアント専用のGASプロジェクト作成
- 必要なスクリプトのデプロイ
- トリガー(定時実行)の設定
スプレッドシート作成
- 経費データシート
- 従業員マスタシート
- 設定シート
- 営業日カレンダーシート
API連携設定
- Gemini API(AI判定用)の設定
- Slack Bot Token の設定
- freee OAuth認証の設定
初期データ投入
- 従業員マスタへの情報登録
- オフィス住所の登録
- 経費ルールの設定
- 休日カレンダーの登録
動作確認・テスト
- カレンダー同期テスト
- 領収書OCRテスト
- Slack通知テスト
- freee連携テスト
運用開始
すべての準備が完了したら、運用を開始します。初月は担当者がハイパーケアでサポートします。
準備チェックリスト
導入前に確認すべき項目一覧
会社・オフィス情報
- メインオフィスの住所
- サブオフィスの住所(該当する場合)
- 会社ドメイン(example.co.jp)
- 独自の休業日リスト
従業員情報
- 従業員名リスト
- メールアドレス(GoogleカレンダーID)
- SlackユーザーID
- 承認者(上長)の設定
- 自宅住所・最寄駅(通勤費計算用)
システム設定
- Slackワークスペースへのアプリ承認
- freee OAuth認証の許可
- freee勘定科目の確認
経費ルール
- タクシー自動承認上限額
- 会議費・交際費の判定基準
- 承認期限の設定
上記の情報が揃いましたら、PuRuth担当者までお知らせください。通常、情報受領後3〜5営業日で導入準備が完了します。
初期設定情報の入力
上記のチェックリストの情報をお持ちですか?
以下のフォームから必要情報を入力してください。
※ 入力いただいた情報はPuRuthに送信され、セットアップに使用されます
ご不明点はお気軽にお問い合わせください
導入に関するご質問や追加情報のリクエストなど、担当者がサポートいたします。