【思考法】薄利多売モデルな会社員
薄利多売から厚利少売へ
なぜ日本の企業は薄利多売モデルが多いのか。
川原卓巳さんと菅原健一さんの対談動画を見て、薄利多売ではなく厚利少売を目指すべきという話を聞いてすごくしっくりきた。そこで語られていたのは、一つの仮説として、Pricingの時点で間違っている可能性がある、ということ。
これを僕なりに解釈してみる。まず製品がコモディティ化していくと製品間での差別化が難しくなる。そうなると次は価格競争となる。つまり安ければ安いほど良い、という単純な構図が出来上がる。そういった価格競争に巻き込まれる製品は、競争すればするほど”薄利”となる。すると、同じ利益を出そうと思うとその分たくさん売らなければならないので”多売”とならざるを得ない。従業員は多売を要求されるので、単位時間あたりに売った個数で評価されることになる。
こうして従業員は単純な計算式に閉じ込められ、何も考えずにとにかく一個でも多く売ってこい、ということになる。販売個数は働く時間に比例するため、長時間労働が正義となる世界が出来上がり、追求すべき指標は生産性の向上という工場の大量生産的な構図となる。そしてこのビジネス構造に日本は成功体験がある。 ちなみに、この構図はマックス・ウェーバーの「鉄の檻」に似ている気がするので、興味のある人向けに補足を入れておく。
鉄の檻
社会学者マックス・ヴェーバーが提唱した「鉄の檻(Iron Cage)」という概念が有名です。これは、近代社会における合理化や官僚制が、人々を自由のない決まりきった生活に閉じ込めることを示したものです。ヴェーバーは、社会の発展に伴い、効率や計算可能性が重視されるようになった結果、人々が個人の自由を失い、制度や規則に縛られる状況を「鉄の檻」と表現しました。(ChatGPT調べ)
一度薄利多売モデルを選択すると、従業員の時間が売上と引き換えにされるので、その後に厚利少売モデルに転換するなんていう余裕はもうない。少しでも手を抜けば、販売個数で競合に負けてしまうし、値段を上げるなんて原理的に選択し得ない。
これによって、従業員の働く意義や製品・サービスの価値を追求するという、本質的なやりがいが置き去りにされているのではないだろうか、という問題がある。
会社員人生モデルとの共通点
ここで僕は思った。これは一般的な会社員モデルの人生の構図によく似ているなと。一度会社員という職業を選択してしまうと、安い賃金で長時間働かざるを得ず、家庭・出産・住宅購入などのライフイベントが重なれば、なおさら手を抜かずに働かなければならなくなる。資産形成する余裕も、海外移住する発想も、起業する意欲も起きなくなる。もっと言えば、ふと立ち止まって、本当にこの人生でいいのかを問い直すことすら難しい。仕事・育児・家事に忙殺されている現役世代が、そういう構図になっていることに自力で気づくことは、本当に至難の業である。子供が手を離れ、仕事も終盤に近づき、そこに気付く頃にはもう手遅れ、ということにもなりかねない。
そもそも価格競争になるとはどういうことなのだろうか。価格競争になるという時点で、競争相手がいるということで、それは比較対象・代替手段があるビジネスであると言える。逆を言えば、代替不可能性・希少性・提供価値が高いサービス・プロダクトは比較対象がないがゆえに、本来自分で自由に価格を決められるし、需要とマッチしさえすれば価格を下げる必要などないのだ(マーケットがあれば)。
ゆえに起業時は、代替不可能性・希少性・提供価値が高いサービス・プロダクトを開発することに最大限のエネルギーを注ぐべきだとわかる(マーケットがあれば)。現実はそれほど簡単ではないのだろうが、途中で方向転換しづらいという構図は予め理解しておく必要がある。
自分のサービスの位置付け
僕は今会社員の一人として起業を目指している。だからこそ感じること、発信できることがあると考えている。今まさに本業の空き時間でサービスを開発中であるが、これまた地味な作業の連続で、資料を作りながら自分としては価値があると思ってはいるが、果たして本当に世の中的にも価値があるものなのか。今ここにこれだけの膨大な時間を費やしていていいのだろうか、と不安を煽ぐ声が数時間おきに襲ってくる。しかし、前述の通り、先々を考えたときにこの時間の使い方は大変合理的な使い方であること、そして僕が今開発しているサービスやメッセージはまさに代替不可能性・希少性・提供価値が高いものであることが頭で理解できたので、あとは黙って無心でぶん回すことにする。
【ご参考】タグクラウド
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